奥州総鎮護 志和稲荷神社
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稲荷日記
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2011年03月28日

言霊



あの大震災は季節までも変えてしまったのでしょうか…
あの震災後、当県は降り続く雪に一向に気温の上がらない日々が続いております。
燃料の確保も未だ儘ならず、避難所の皆様には寒さ厳しくお過ごしのことと思います。皆様には呉々も体調だけには御注意頂き、互いに支え合い、労り合い、少しでも穏やかにお過ごしされますようお祈り申し上げます。

この3月下旬になっても寒さ厳しい岩手県。
それでも、季節は巡り必ず春が来るように、やがて寒い季節は終わりを告げます。



冷たい雪の後に、青空が広がる稲荷山。そう、止まない雪はありません。
最後にこの歌を…

「磯城島の大和の国は言霊の
           助くる国ぞ真幸くありこそ」
          柿本人麻呂(万葉集巻第十三・三二五四)

「このすばらしい日本の国は言霊が幸いをもたらす国ですから、
 私は声に出して『ご無事でいらしてください』と送ります。」

言葉の力。

言霊は言葉に宿っている霊力のことを指します。古くから現在に至るまで、この力により、言葉通りの事がもたらされると信じてられて参りました。その事を正に体現されておられるのが先日の天皇陛下のおことばでございます。

被災された皆様が少しでも前へ進める救いとなりますように、私達も復興への思いを言葉にし、大きな支えとして共に歩んで参りましょう。

2011-03-28 15:14:30 | 東日本大震災


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