奥州総鎮護 志和稲荷神社
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2011年11月15日

炊き出しへ

本日の稲荷山は、時折強く吹く風に追われるように枯れ葉が境内を飛び回っております。寒さも厳しく、鎌隊長も「寒いよ」と一枚多めに上着を羽織り境内へと向かわれました。

今晩からは今年初の雪の予報。
北海道では既に寒気の影響でまとまった雪が降り始めたとのこと。岩手も遂に白銀へと移る時期となりました。
日に日に北から白く染まり始める11月中旬。

そんな昨日は、秋田県より「秋田県神道青年協議会」の皆様に御来県を賜り、釜石市平田の佐須地区にて復興祈願の炊き出しを行わせて頂きました。



秋田県神道青年協議会の皆さんと当県会員にて仕込み中。
本日の献立は勿論秋田県と言えば「きりたんぽ」でございます。寒い季節を迎えるにあたり、たとえ一日でも温かく過ごして頂きたいとの思いから今回の活動となりました。

「きりたんぽ」は秋田の味の代表格として全国的に有名です。このきりたんぽは、もともとは山で狩りをする「マタギ」の携帯食から発達したものと言われているそうです。それが、徐々に一般化し現在のような形となりました。
このように秋田県の「食」は自然発生的に生まれ、現在に伝えられたものが多くあるとのこと。そこには秋田県の自然や風土、歴史が反映されてります。つまり秋田県の味とは、秋田の自然の味であり、歴史の味であると言えるのではないでしょうか。

さて、早速当県会員もお手伝い。



伊藤副会長さんがきりたんぽを調理中。
全員で協力し、秋田県からお持ち頂いた貴重な食材を丁寧に仕上げていきます。



地鶏にキノコにネギにセリ…最後にきりたんぽを入れて完成です。沢山の食材に栄養も満点のきりたんぽ鍋。
秋田県神道青年協議会の皆様の慣れた調理により、本当に美味しく出来上がりました。



後は器に盛りつけ準備万端。
町内会長様に町内放送で町内の皆様にお声かけ頂き、多くの皆様にお集まり頂きました。



当日は寒さを心配しておりましたが、無事秋の麗らかな陽射しに恵まれ、皆さんで屋外でのお昼となりました。
「美味しいよ。」「温まります。」と沢山の笑顔を拝見する事ができこちらも嬉しい限りです。その笑顔でこちらの心も温かくなります。

短い時間ではありましたが、震災後のお話や御家族のこと、この地区のこと等、多くのお話を聞くことが出来ました。今後の事や不安な事が多くあるにも関わらず「若い皆さんに会えて嬉しい。」「また来て下さい。」「元気をありがとう。」とのお声をお掛け頂き、この活動が実のある活動となったと実感しております。

遠路より御活動頂いた秋田県神道青年協議会の皆様には心より篤く御礼を申し上げ、皆様の更なる御健勝と御活躍を御祈念申し上げます。
震災から8ヶ月。まだまだ復興へと歩み始めたばかり。今後も皆様の御指導を賜りながら更なる活動を続けて参りますので、皆様の御理解と御協力を伏してお願い申し上げます。

2011-11-15 14:41:16 | 東日本大震災


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