2009年05月27日
1年振り
暑いくらいの5月27日。
境内へ草刈りに出動した鱒部長、戸川職員も汗がとならない様子。
しかし、これから夕刻に掛けて南から天候が崩れるようで、雷雨になるとの事。現在は温かな陽が射しており、雨が降ることなど考えられないのですが、これからお出掛けの際は念のため折りたたみの傘をお持ち頂くと安心ではないでしょうか。
さて、そんな暑い稲荷山。本日は成狐さんと共に1年振りの「クマガイソウ」の群生地へ。
鬱蒼とした杉林を足下に注意しながら進んで行きます。自然の力により何本もの杉の木が倒れ、かなりの荒れてしまった事が伺えます。
そして、汗をかきながら到着致しました。
昨年もお伝えした群生地。
今年は来る時期が遅く、既に散り枯れておりましたが何とか数株が最後の花を咲かせておりました。
来年はもう少し早く来ることに致します。
以前はここの他に何カ所か群生している処があったようですが、乱獲によりここの他は全滅してしまいました。人間の勝手な欲望を満たす為に失われた自然。元に戻る為には何百年何千年、気の遠くなるような時間が必要です。
限りある自然。人が自然と共存させてもらうには、自然の声、息吹、力を常に感じ取らなければなりません。
この緑がいつまでも輝き続けるように…
そんな山道の帰り、綺麗な花を発見です。
何という花でしょう。名前を知らなくても心癒される。それが自然の力です。
2009-05-27 16:11:26 | 草花