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2011年02月03日
節分
本日は旧暦の1月1日の元旦。
本年は丁度2月3日にあたり、節分の日でもございます。
「節分」は、季節の移り変わる時の意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。明日は春の気配が立つ「立春」。
この立春が古くから一年の初めと考えられることから次第に、「節分」といえば春の節分を指すものとなりました。
立春を新年とすれば、節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓うという意味を込め追儺の行事が行われています。
その一つが「豆まき」。この豆まきには魔を司る鬼にめがけて豆を投げれば「魔滅（まめ）」すなわち魔が滅するという意味があると考えられて現在も全国各地で神事が斎行されております。
幣殿での豆まき。
当神社でも午前9時から節分祭を斎行し、昨年の災いを祓い、新しき年の国家の繁栄、皇室の弥栄、皆様の益々の御繁栄と御多幸を御祈念致しました。
その後は社殿前にて、厄祓をお受けの皆様にお書き頂いた火焚串をお焚き上げ致します。
一人一人の願いを込め、この一年を心穏やかに健やかにお過ごし出来ますように。
新年を迎える頃から多くの皆様に御参拝を賜り、境内は一日を通して賑わいを見せた稲荷山。手を合わせ、家族の健康と無事を祈る。この姿こそ我が国の素晴らしき姿でもあります。
この浄火と共に悪しきものは全て祓われ、麗しき新年となれば幸いです。我が国を始め、異常気象の続く世界各地。一日も早く穏やかな木々の緑と空や海の青が輝く日が訪れますことを心より願っております。
