2009年09月27日
観月の夕べ
第3回「観月の夕べ」。
本当に多くの皆様に御参集を頂き、輝く月明かりの下、盛大且つ厳粛に斎行する事が出来ました。
昨日は昨年に比べて温かく、天候も絶好の月見日和。
参道はロウソクのほのかな明かりに照らされ、皆様を境内に誘いました。
本年の初めは鎌隊長の朗詠「嘉辰（かしん）」。
少し風邪気味の鎌隊長でしたが、伸びやかな声が雅楽の音と共に境内に響き渡ります。
観月の夕べの始まりを告げる嘉辰。御鑑賞の皆様全員がその迫力ある声に引き込まれます。
続いて「朝日舞」を奉納し、いよいよ津軽神楽保存会の皆様による格調高い神楽が奉納されます。本年も3つの神楽を御奉納頂きました。
「神入り舞」。
奉納に当たり、必ず最初に舞われる神楽です。
本年新たに御奉納頂いた「磯浪」。
青い狩衣に面を付けて舞われる神楽でございます。
浄暗の闇の中、幻想的に舞われる神楽に、誰一人として口を開く事無く、神秘の世界に引き込まれておりました。
第3回「観月の夕べ」。
多くの皆様に御参集頂き、誠に有難く今一度心より御礼申し上げます。これも大神様の御加護の御陰、御奉仕頂いた皆様、全ての皆様のお陰と感謝申し上げる次第です。
1年に一度。神秘的な雰囲気に包まれる稲荷山。この感動を皆様にお届けするべく、稲荷山雅楽会一同練習を積んで参りますので、是非来年度も御参集賜りますよう御案内申し上げます。
次回も皆様にお会いできること職員一同楽しみにしております。
