2009年12月01日
師走突入
あれこれと考えている内にあっと言う間に12月となってしまいました。
師走。
現在の師走は、新暦12月の別名としても用いられ、その由来は様々ありますが、本来は伊勢神宮や各地崇敬社の御師(神宮大麻・神札を配る祈祷師)が各家庭を巡る事からその様に呼ばれます。
「年末」や「年の瀬」と言うと、何やら慌ただしい感じが致しますが、その中にも一年間のする事を終えて、清々しい新年を待つ様子や過ぎ行く年を惜しむ気持ちが込められている様な気が致します。
そんな稲荷山も慌ただしく、お正月の準備に取り掛かっております。その様な中でも、空は青く澄んで、忙しない心を癒してくれます。今年は暖冬という事ですが、今だ雪が降る気配もなく、空も穏やかな表情。しかし、昨日のような突然の積雪も考えられますので、準備だけは万端にお願い申し上げます。
拝殿には今月8日に斎行される「献穀祭」に御奉納頂いた献米が並べられております。多くの講員の皆様より御奉献頂いた新穀を大神様に献げ、厳粛克つ盛大に斎行致します。
ストーブで暖まった社務所を出ると、いくら暖冬とは言え寒いのは当たり前。そんな冷たい風にカラカラと音を立てておりました。
七五三の皆さんに願いを込めて頂いた絵馬。今年も沢山の元気な笑顔にお会いする事が出来ました。これからも皆さんの素敵な笑顔が光り輝くように、またこの絵馬に書かれた願いが成就されますように心よりお祈り申し上げます。
2009-12-01 15:50:36 | 境内