2010年09月10日
秋の気配
涼しい朝を迎えました。
今朝は気温も20度を切り、先日までの暑さが嘘のようです。
昨晩もあまりの涼しさに急遽箪笥から毛布を引っ張り出して参りました。
それもそのはず、先日の8日は「白露」。
こちらは露が凝って白く見えるという意味で、このような現象が見られるのは秋の陰気が夏の陽気に交わる時。すなわち夏から秋への季節の変わり目を告げております。
また、昨日9日は五節句の一つ「重陽の節句」。
9は陽数でその9が重なることから重陽と言われております。この重陽の節句は菊の節句とも言われ、菊酒で長寿を祝う習わしがございます。
いよいよ季節は秋。
一年で一番過ごしやすい季節を迎えることとなりますが、先日までの気温差が例年に比べ激しいと予想されております。
呉々も体調を崩されないよう、紅深く色付き始める秋をお過ごし下さい。
昨日の夕焼け。
「さびしさはその色としもなかりけり 槇立つ山の秋の夕暮れ」 寂蓮 新古今和歌集
新古今集の三夕の歌のひとつ。
槇は杉や檜などの常緑樹で紅葉もなく寂しい景色を歌っております。
真っ赤に染まった西の空。
空も街も全てがオレンジ色に染められました。
さて、秋と言えば秋祭。
昨日は成狐さんの兼務社「志和八幡宮」でも盛大に例大祭が斎行されました。
夕刻の社殿。
屋台の皆さんも準備に大忙し。
多くの氏子の皆さんが御参拝になられておりました。
午後7時。境内に民謡が流れ始めると、更に境内は賑わいを見せます。
明日からは花巻市でも盛大な「花巻まつり」が開催されるとのこと。
季節は涼しい秋を迎えますが、熱気に包まれ涼しさを吹き飛ばす岩手の秋祭りを是非御堪能下さい。
2010-09-10 15:58:40 | 兼務神社