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2011年10月28日
高く清々しい空。本日も晴れ渡り、暖かな陽射しに包まれた稲荷山。棚引く雲が秋真っ盛りを告げております。さて、昨日は復興支援の一環で山田町へお伺いさせて頂きました。高台から臨む海。豊かな恵みを与えてくれる大海原。あの荒れ狂う姿を既に忘れてしまったかの様に穏やかで、秋の陽射しの中、眩しいくらいに輝いておりました…震災からもうすぐ8ヶ月。未だ堤防は壊れ、以前の形を一部に残すのみ。今までの堤防は高さ8メートル。今後、その堤防を14メートルへとする構想が検討されているとのことです。そして、その海から目を離すと…津波に流されてしまった家々の跡が胸を締め付けます。その奥には高く積まれた瓦礫の山が…その瓦礫の上では大型の重機が整地作業をひたすらに続けておりました。まだまだ片付けられていない瓦礫が多く残り、全てを片付けるには長い時間が必要とのこと。復興へとそれぞれが歩み始める中、手の届かない部分が多く残っているのも現実でございます。今後も私達に何が出来るのかを常に考え、更なる一歩を踏み出せる様、手に手を取り合い共に歩んで参りましょう。その帰り道。西の空がオレンジ色に染まっておりました。「お疲れ様。」そんな言葉を頂いた様な気が致します。こちらは午前7時の宮古市「やまびこ館」様からの紅葉。綺麗な紅葉に迎えられ、夕日に見送られた今回の活動。改めて自然の美しさを実感出来た活動ともなりました。この雄大な自然は岩手の誇りでございます。この自然が更に輝きを増す事を祈り、今後も復興に向け活動を続けて行きたいと思う今日この頃です。
2011-10-28 16:00:16 | 東日本大震災
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