2012年09月08日
猛暑ではありましたが、
紫波ICのほど近くに鎮座する志和八幡宮の例祭が執り行われました。
秋祭りの季節と申しすますが、今年の猛暑により、日中の気温は30度を超えお供する方々の体調が危ぶまれましたが、大神様の御加護を賜り、時より吹く心地良い風に後押しをされ神輿渡御も無事に練り歩く事ができ、沿道で出迎える氏子の方々の祈りを捧げる姿、変わらぬ笑顔を拝する事ができました。
志和八幡宮 御由緒
清和天皇の貞観四年(862)八月、東都男山八幡宮を勧請されたと伝えられている。
八幡宮は源氏累世の氏神にして康平五年(1062)鎮守府将軍源頼義朝臣長男八幡太郎義家が、奥賊誅伐のため志和の陣を発するにあたり志和八幡宮に戦勝を祈願のところ、白鳩舞い遊ぶを観る。
戦い利あらず苦戦している時、その白鳩再び飛び来たると見るうちに暴風起こりて賊の城中より煙焔立ちのぼりたり。その時閧の声を挙げて攻めたて遂に賊を平定し、義家戦勝報恩感謝のため正月未明に大篝火を焚き上げて戦勝を祝した。
その名残として今日も正月五日御勧日(また五元日ともいう)に社前に大篝火を焚き上げ、未明に盛大に祭典が行われている。
また南部領主の崇敬篤く、慶長年間(1596-1614)南部利直公より祀田四十三石四斗一升の寄進がなされ、その黒印状は紫波町の文化財として指定されている。
岩手県神道青年会HPより転載
2012-09-08 18:00 | 兼務神社