2008年12月12日
山神祭
12月12日。今年の稲作の全てが終了する日。
農家では古くから春秋に田の神と山の神が交替するという信仰が伝わっています。山の神は春に里に降りて田の神となり、稲の成育を守り、秋には再び山に戻って山の神となると言います。
本日は当神社山祇社に於いて「山神祭」が斎行されました。
寒さの緩んだ本日は当社を御崇敬している方々を始め、普段から林業に携わる方々に御参列頂き、本年も盛大に斎行する事が出来ました。
成狐さん、鎌隊長の奉仕により、本年の収穫の感謝と、御参列皆様方の益々の御繁栄を御多幸をお祈り申し上げました。
山神は稲作に最も重要な水をもたらしてくれる農業の神でもあります。また、古来から人々は山には神々が宿ると考え、敬虔な祈りを捧げてきました。雄大で厳しい自然の恵みへ感謝する気持ち。今一度改めて考えていかなければならない大切な心です。
2008-12-12 17:06:07 | 神社