奥州総鎮護 志和稲荷神社
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稲荷日記
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2008年07月16日

境内には

境内には様々な動物が出入りします。・・・というか逆に我々が住処を切り開いて住んでいると動物等に抗議されそうですが、共存共栄して行かなくてはならないのは言うまでもありません。
その中でも最近よく顔を見せてくれているのは・・・こちらの方





以前にも紹介した狸!水が通らない排水溝を行ったり来たりしております。この時期になると道路で無惨に轢かれているのを見かけ心を痛める事があるのですが、お稲荷様の御加護の元何事もなく過ごして欲しいもとの思っております。

さて、ここまでは一般的に言えば自然界に生活する動物、しかし、これから紹介する動物は・・・



この猫、実は1ヶ月ぐらい前より境内に住み着いている猫でございます。近所の人の話では山王海(神社の先の山の方)に居たそうでございますが何ヶ月もかかって漸く茲まで下ってきたようで、最初は毛並みも悪く全身ダニだらけ、額に疵を作り膿んでおりました。見て見ぬふりも出来ぬ故にエサを上げたところ予想以上に食欲旺盛!でも、人間にはただならぬ警戒心があり未だに懐く事は無く一定の距離を保ったままの生活をしております。しかし、額の疵は悪化するばかり、先日、動物病院に相談して、捕獲用の籠で無事に捕獲!直ぐに検査と額の治療を頂き一安心しておりますが、捕獲用の籠に入れられた恐怖感から尚一層距離が遠のいてしまいました。斯様な物語です。
ここで考えるのは山奥で番いの猫が生活を営み子寶に恵まれ一匹だけが迷い込んで来たとは考えにくく、むしろ何処かで飼われていたのが如何なる理由かは存じませんが置き去りにされてやっとの思いで下って来たと考えるのが妥当なような気が致します。
この山奥には、繁華街のようにエサは容易に口にする事が出来ないせいか狩に関しては抜群のセンスを数ヶ月間で体得したようで機敏な動きで自らエサを調達する事もあるようです。
今は、元気に暮らしているようにも見えますが心理までは分かりません。きっと昔住んでいた家を思い出す事もあるでしょう?

皆様にはどうか一度与った命は責任を持って面倒見て頂きますようお願いを申し上げます。
※全ての写真はクリックすると大きくなります。

2008-07-16 15:51:58 | 動物


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