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2008年07月17日
境内が
何やら騒がしいくなっております。
と言うのも、今回当神社がテレビの取材を受ける事になり、丁度本日が取材の日でございました。
取材に来られましたのは現在BS11にて放送中「サプリのチカラ」の皆様でございます。
今回、番組にて岩手県内の桑畑、桑の木に縁の在る場所を訪ねられるそうです。
番組は岩手大学の教授「鈴木幸一」先生の御案内で進んで参ります。
鈴木先生は昆虫生理学、昆虫機能利用学、昆虫生化学が専門分野で、昆虫機能を利用したバイオテクノロジーや 昆虫の休眠制御機構に関する研究をされております。1998年には「日本蚕糸学会蚕糸学賞」も受賞されております。
何故、桑畑や桑の木で当神社かと言いますと、当神社境内に「中風除け寿命神」のお社をお祀りしており、その御神像が桑の木で出来ている事から今回の取材をお受けする事となったのです。
さて今回取り上げられる桑の木、桑の葉。実は最近かなりの注目を浴びております。
この桑の木が日本に伝わったのは3世紀頃。葉を飼料とする蚕とともに伝えられました。 6世紀始めに編纂された本草学の最初書「神農本草経」の中に桑の葉の薬効が記載されており、特に葉の日陰干しものを「神仙茶」といい、咳や高血圧、滋養強壮に効果があるとされてきました。また、水をいくら飲んでも渇きを覚える飲水病(糖尿病)にも効果があるとされ、不老長寿の妙薬として古くから養蚕が盛んな地方では愛飲されて来たそうなのです。
鈴木先生の名言がございます
「20世紀までは桑は蚕の食べ物であったが
21世紀、桑は人を救う」
現在、鈴木先生を始め多くの方々が桑の研究をされております。
(1)血糖値の急激な上昇抑制
(2)インスリン分泌促進作用と血糖値の正常化
(3)血圧の正常化と血圧上昇抑制効果
(4)脂質代謝改善(コレステロール値、中性脂肪値を改善)
(5)肝臓と腎臓機能改善
(6)体脂肪蓄積抑制、脂肪の排泄量増加
(7)発ガン抑制
(8)便秘改善と整腸作用
これほど多くの可能性を秘めている桑。この他にも貧血予防、美白効果、発毛促進効果、老化現象の進行遅延に関する研究など広い分野について研究がなされています。これからの更なる研究が期待されます。
当神社では現在でも毎年「養蚕祈祷」を斎行しており、多くの御崇敬の方々が御参拝されます。当神社と桑の関わりは深く、岩手県でも唯一の桑の木で出来た「寿命神」が祀られております。昔も今も人の健康を改め、重宝されてきた桑の力は計りしれません。
当神社に御参拝の際は、是非霊験あらたかな「寿命神」にもお参り下さい。
追伸 こちらが今回のナビゲーターさん。
こちらが取材を真剣に眺める鎌隊長。
2008-07-17 15:52:33 | 神社
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