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2009年03月01日
春を待つ月、3月となりました。今月も1月、2月に続いて1日に相応しい快晴で幕を明け、このまま穏やかな春が訪れそうな予感が致します。午前9時には職員一同で「月首祭(つきはじめさい)」を斎行し、国家の繁栄、皇室の弥栄、氏子崇敬者皆様の益々の御多幸を祈願致しました。日中の気温もようやく「プラス」になって参りました。しかし、寒さは緩んできているとは言え、まだまだ「稲荷の池」は雪に覆われております。こちらに春が訪れるのはまだ先のようです…そんな穏やかに春を待つ稲荷山。境内では朝からチェーンソーの音が響いております。桜の木の剪定でございます。境内の桜の木が鎌隊長曰く「てんぐ巣病」に犯されており、早めの対処を必要との診断で、今回の剪定作業となりました。「てんぐ巣病」とは、枝などに発生し、枝の一部があたかも天狗が巣を作ったように、枝の一部がこぶ状にふくらんで大きくなり、小枝がほうき状に伸びる病気のことです。ソメイヨシノがこの病気の被害を特に多く受け、全国の桜の名所を衰退させる大きな要因の一つとなっているそうです。更にこの病気は薬剤での除去効果は得られないとのこと…今回はボランティアの千葉様により境内の桜を一日掛かりで剪定して頂きました。誠に有難く、心より厚く御礼申し上げます。お陰様で今春も綺麗な桜が、境内を彩ってくれるはずです。その傍ら、社務所でも元気な音が…鎌隊長が何やら機械をいじっております。手が早すぎてカメラでは捉えられませんでした…さて、先日御紹介致しました通り、明日3月2日は春の御縁日「初午祭」でございます。全国の稲荷杜では、2月初午の日に盛大に神事が執り行われていますが、当神社は東北地方という地域性や季節感から旧暦の2月の午の日に斎行しております。当日は県内外から多くの皆様に御参拝を頂き、にぎやかで華やかな境内となります。午前11時より祭儀を斎行致しますので、皆様の御参列、御参拝を職員一同心よりお待ちしております。
2009-03-01 15:54:41 | 境内
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