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2011年11月22日
小雪が降る稲荷山。本日の最高気温は5度と厳しい寒さとなりました。道行く人々は暖色系の温かそうなコートに身を包み、肌を刺す冷たい風を凌いでおりました。そんな寒風の吹き抜ける稲荷山では、昨日の午前中でこちらが最終日を迎え、今はテントが残るのみとなりました。晩秋の稲荷山に豪華さと彩りを。今年も見事な姿で私達の目を楽しませてくれた「菊花展」でございます。紅葉に負けじと一際輝いた菊花展。この菊花展が終わるといよいよ稲荷山も本格的な冬へと移り変わります。そんな厳しい冬を迎える前に、社務所では昨日から改修作業が続いております。片付けを終えた社務所。これから畳と板の間を全て取り外し、基礎からの改修作業に入ります。反対側とはビニールシートで隔てられ、ホコリ等を防ぎながらの作業でございます。取り外しが終わり、基礎の部分が見えました。この九つの置き石が社務所の半分の床の支えとなっておりました。その置き石を生かしながら基礎の部分の工事が終了致しました。これから板の間の貼り付け作業に移って行きます。先の震災も乗り越え、元気に復活へと向かう社務所。工事は昨日無事に終了し、見違えるような社務所となりました。工事の続きはまた後日御紹介申し上げます。古きを生かし、新しきものへと。そんな事を今回の工事で改めて実感致しました。古き事からも学ぶことは沢山あります。そしてより良い明日へと。人は学び成長していきます。震災から8ヶ月。必ずや私達は更に輝く東北、岩手を創り上げることが出来るはずです。その思いを一つに厳しい寒さではありますが、共に手を取り合い歩んで参りましょう。
2011-11-22 15:50:35 | 神社
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