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2011年11月23日
「勤労感謝の日」でございます。現在の11月23日は「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として親しまれておりますが、勤労感謝の日が制定される以前は「新嘗祭」が斎行される日として広く周知されておりました。宮中では古式に則り「新嘗祭」が斎行されます。「新嘗」とはその年収穫された新しい穀物のことを言い、全国各地の神社に於いても今年の新穀を奉献し、祭儀が盛大に斎行されております。古くから新嘗祭は国家の重要な行事とされ「瑞穂の国」の祭祀を司る天皇陛下が国民を代表して、農作物の恵みに感謝の誠を捧げられます。近年では農業形態も変わり、自然に対する感謝の気持ちや尊ぶ気持ちが薄れてきているように思えます。「瑞穂の国」で生きる私達だからこそ、先ずはこの日だけでも大神様を始め全てのものに感謝をし、やがてその心が代々に渡り受け継がれていきますよう切に願っております。そんな日を祝うかのように境内で最後の紅葉を見つけました。冬支度の木々の中で、唯一色付くモミジ。その周りだけ秋の雰囲気に包まれておりました。一方、寒さ厳しい境内では、氏子青年総代会の皆様にお集まり頂き、お正月用の薪木の準備作業が行われました。お昼前には…沢山の薪が完成です。お陰様でかがり火を始めとした明るい境内で無事にお正月を迎えられそうです。本日は寒い中にも関わらず作業、準備に御従事頂き、誠に有り難く篤く御礼申し上げます。さて、先日から続く解体工事はどうなったのかと言えば…既に何事も無かったかのように整地され、穏やかな表情を見せております。こちらはお正月の際に駐車場として使用出来ますので、御参拝の際は是非御活用頂ければ幸いです。そして、もう一つの工事。社務所でございます。先日は基礎工事までをお届けしておりましたが…あっと言う間に板張りが終わり…畳を敷いて、今回から新たに登場のカーペットを重ねれば完成でございます。本棚の移動に各所の片付けも行われ、以前に比べると広く感じられる社務所となりました。これからこの模様替えの済んだ社務所にてお正月の準備が進行して参ります。稲荷日誌共々、今後も変わらぬ温かな御声援、御指導を心よりお願い申し上げます。
2011-11-23 15:06:19 | 境内
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