奥州総鎮護 志和稲荷神社
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稲荷日記
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2012年05月15日

今年も

本日は一日中雨の降る稲荷山となりました。この雨が田畑を始めとする豊かな緑の恵みとなれば幸いです。

さて、昨日はお休みを頂きこちらを御奉仕して参りました。



田植えでございます。本日のような雨にならず、最高の天気で迎えた本年の田植え。そんな天候に誘われて、近くの田んぼでも御家族総出で作業が行われておりました。



今年も相方のヤンマー様の田植機「A400」さんに苗を積み、いざ出発です。



ぬかるむ中を漕いで進むにはかなりの力が必要です。相方と共に力を合わせ一本一本大切に植えていきます。



順調に進んでおります。

古くはお米を育てるには八十八もの手順が掛かると言われておりました。現在では、農耕機械や化学肥料の進歩などによって昔と比べると負担は大きく減ったとは言え、まだまだ大変な作業も多く、様々な手間がかかります。この苦労があるからこそ私達は美味しいお米を食べられているという事実は今も昔も変わることはありません。

そんなお米は古来より日本人にとって最も大切な穀物でした。そのため様々な儀式や祭礼に使われ、現在でも必ず中心に献ぜられます。つまりお米とは神聖なもの、神秘的な力が「こめられた」存在であり、そこから転じて「こめ」と呼ばれるようになったとも言われております。



無事に終了です。
秋には無事に豊かな稔りを迎えられることを祈って手を合わせます。
今、この様に田を耕し、稲を植えることが出来ることだけでも感謝しなければならない時になっております。まだまだ各地ではその様な状況にないのが現状でございます。
しかし、一歩一歩前へ進んでおります。いつの日か東北全体が黄金色に包まれた秋を迎えられることを切に願い、今後も復興を目指し田を歩むように力強く進んで参ります。

2012-05-15 17:21:39 | その他


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