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2010年05月07日
余韻がまだ微かに残る稲荷山。本日は先日までのあの晴れやかな空は何処へやら、一日中シトシトと雨が降り続いております。雨のせいか、あの満開だった桜も散り始め、早くも緑の葉が顔を覗かせ始めました。「桜花散りぬる風のなごりには水なき空に波ぞ立ちける」 紀貫之「新古今集」風に舞う桜花が、あたかも大空に波が立っているように見える。桜薫る短い季節と儚さを表現されております。寂しくもありますが、これも桜を愛でる日本の風情ではないでしょうか。さて、お陰様で盛大に斎行する事が出来た例大祭。本日はその模様をお届け致します。先導され社殿へ向かう宮司以下祭員。静かな境内に玉砂利を踏みしめる音だけが響きます。庭上にて修祓が行われ、全てを祓い清めます。この方も御参列。清雅君でございます。御家族皆さんと御一緒に御参拝頂きました。暑い日射しにも負けず元気一杯です。直会会場では…二匹の虎が猛々しく笹喰みをしておりました。虎が武器であるキバを笹を使って磨いている様子でございます。本当に生きているかのようです。虎の生態がみごとに表現され、海の男の心意気が感じられます。
2010-05-07 15:59:11 | 神社
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