2010年06月17日
遂に本番を迎えた「平成22年度東北六県神道青年協議会禊錬成会禊錬成会」。今年度は当岩手県神道青年会主会場を花巻とさせて頂き、多くの御来賓の皆様、東北各地より100名を越える青年神職の皆様をお迎えし、盛大に開催することが出来ました。会員一同、何とか天候に恵まれるよう祈っておりましたが昨日は生憎の雨…「よりによって…」と全員が溜め息をつくばかり。しかし、ここで諦める訳には行きません。何とか天候が回復するのを祈りながらの開会となりました。今研修会の主題は「失われる本来の姿〜豊かな自然と緑の杜を次世代へ〜」と題し、鎮守の杜を守り伝える青年神職が、現在の我が国の自然環境に対し、何をすべきなのか、我々の使命とは何なのか。現在抱えている環境問題を取り上げ開催致しました。第1講は作家・慶應義塾大学講師竹田恒泰先生に「天皇と環境」と題し、日本と世界の環境に対する考え方の違い、天皇陛下を中心とした環境の捉え方を御講義賜りました。そして、第2講「禊行」。恐る恐る外を見てみると、あの降りしきる雨が弱まり何とか斎行出来る様子。岩手県神社庁神道行法錬成道彦荒木道明先生の先導の下、花巻の緑豊かな杜を抜け、花巻八景の一つ「釜淵の滝」へ。初めは小雨がちらついておりましたが、参加者全員の力強く響き渡る声が届いたのか、上空にはうっすらと青空が。雲の隙間から覗く空を見た時は本当に嬉しく「感謝の一言」ただそれだけでございます。夕刻は盛大な懇親会が開催され、愈々日程は最終日となります。第3講は元環境大臣・自由民主党岩手県支部連合会長鈴木俊一先生に「環境について考える」と題し、鎮守の杜を中心とした社会作りの重要性、実際に直面している環境問題にあたり、その対策と我々の意識改革の必要性を判りやすく御講義頂きました。至らぬ点も多々あったことと思いますが、無事何事もなく開催することが出来ましたことは、御来賓を始め参加者皆様の温かな御理解と御協力のお陰と誠に有難く、篤く御礼申し上げます。この研修会を契機に東北全体が豊かで健全な緑に包まれ、その緑が幾世代にも受け継がれていきますように。森は海の恋人。その言葉をいつまでも。
2010-06-17 17:09:03 | その他
<< 2010年06月 >>
最近の記事
カテゴリ
BLOG内検索
アーカイブ
リンク
▲上へ戻る