奥州総鎮護 志和稲荷神社
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稲荷日記
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2011年06月09日

これから



雲は多いものの時折青空の覗く稲荷山。
今夜から明日に掛けて雨が降り始めるとのことで、余り強く降らないことを祈るばかりです。

それでも6月の雨は風情があります。
静かに穏やかに境内を濡らす雨。
境内の草花に恵みを与える雨。
大地を潤し、草木を生育させる力が雨にはあります。
たまには…

この見ゆる 雲ほびこりて との曇り 
          雨も降らぬか 心足らひに
                    大伴家持「万葉集」

この歌は「こうして見えている雲が広がり、曇って雨が降ってくれないでしょうか、満足できるまで」と訳されます。嫌なこと全てを洗い流してくれるのであれば、そんな歌の様でも構わないと思うこの6月。



境内では恵みの雨を待つ花々が咲き誇っております。
こちらは先日開花した「アヤメ」。今年も変わらず素晴らしい紫色で稲荷花壇を彩ってくれております。
このアヤメは以前にも紹介致しましたが「カキツバタ」と同科の花で区別しにくいところから、どちらも優れていて選択に迷うことを指し「何れ菖蒲か杜若」と言われております。

今になり稲荷山では雷も鳴り始めました。
そんな様子を察知してか、戸川職員さんも午前中で外作業を終え、午後からは社務所にお戻りです。



御神酒を作成中。
ここまで近づいても気付いてくれません。もしかすると気付いているのかもしれませんが…

さて、本日の工事は一休みですが順調な進み具合に現場へと。
本日の「現場報告」でございます。



新たな重機が搬入され、静かに次の行程を待っておりました。先日流し込んだセメントも固まり始め、いよいよその基礎部分が姿を見せてくれそうです。



この工事にあたり、十二支神社側からの稲荷山参道は通行止めとなっております。御参拝の際は御注意頂きますようお願い申し上げます。

2011-06-09 14:50:16 | 境内


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