2011年06月20日
真夏日
本日の県内の予想気温を拝見し驚きました。
盛岡30度。
この6月下旬にして早くも真夏日を記録しようとしております。いつも涼しい稲荷山も25度を超え、外に出るとそこはもう夏です。
暑さの中では脱水症状や熱中症を起こしやすくなってしまいます。外で作業される際には十分な水分補給と休息を心掛けて頂きますようお願い申し上げます。
季節の変わり目。体調管理に気を付け、健やかに暑い陽射しの照りつける夏をお迎え頂きますよう重ねてお願い申し上げます。
さて、境内では…
稲荷山の木陰で本日も鳥居が涼しげな表情を見せております。
どんなに暑くともこの稲荷山に登ると涼しく感じられます。是非御参拝の際は、涼を呼ぶ稲荷山に御参拝してみては如何でしょうか。
その稲荷山にて行われている本殿玉垣新築工事。昨日から水曜日までは一時休憩でございます。
そんな中で本日の「現場報告」でございます。
鏡のように磨かれた玉垣が整然と並んでおります。既に北側の建立も終盤となり、残すは三分の一。ここまで無事に終了出来たのも大神様の御加護と御崇敬されている皆様のお陰と心より感謝申し上げます。今後共御参拝の皆様には御協力を賜りますようお願い申し上げます。
空には…
蒼い空と白い雲。
短い春が終わり、やがて暑い夏へと季節は変わっていきます。
春過ぎて 夏来るらし 白妙の
衣乾したり 天の香具山
持統天皇「万葉集」
「春も終わり夏がやってきたようです。天の香具山に純白の衣が乾されているのが見えますよ」と訳されます。
百人一首にも取られている持統天皇の有名な一首です。風景をそのまま詠んだだけと思われますが、この歌には夏を連れて来る神への「語り掛け」「祝い」「感謝」の意味があると言われております。
新しい季節は神が連れて来るのだと考えられていた頃。一つ一つの季節には大切な意味が込められ、それが移り変わり恵みをもたらしてくれることに感謝を捧げる。ただ暑いから夏、雪が降るから冬ではございません。
その季節の持つ意味。季節がもたらす恵み。それらをもう一度考え、かけがえのない自然を大切に暑き夏を過ごして参りましょう。
2011-06-20 15:41:51 | 境内