2011年08月02日
葉月
更新を怠っている間に、8月となってしまいました…
この8月は葉月と呼ばれ、木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという説が有力でございます。他にも以前にも御紹介致しました稲の穂が張る「穂張り月」という説や、南方からの台風が多く来る「南風月」という説などがあります。
そんな呼び名からこの葉月は秋を感じさせるものが多いのですが、手紙の時候の挨拶も「残暑」や「立秋」となり秋の気配が感じられます。とは言っても岩手の夏はまだまだこれから。
ここ数日は暑さは緩んでいるものの、涼しくなるにはもう暫く掛かる予定でございます。
そんな暑さを凌ぐにはこちら…
「ウナギ」でございます。
ウナギは、古くは約5000年前の縄文遺跡の貝塚からウナギの骨が出土しており、その他数々の貝塚からも出土している事から、古くから馴染みのあることが判明しております。
また、ウナギが文献に初めて登場するのは実は「万葉集」。大伴家持が吉田連老という人に、こんな歌を贈っております。
石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに
よしといふものぞ むなぎ(鰻)とり召せ
大伴家持
大伴家持が吉田連老が夏痩せしたのを笑い、ウナギを食べてみてはと奨めている歌でございます。他にも平安時代の貴族は、うなぎを白蒸しして、塩味で食べていたことが知られております。
古くから夏にはウナギ。皆さんもウナギを食べてこの夏を乗り切りましょう。
食べる前には…
運動です。
休憩時間に身体を動かし、心地良い汗を流します。これも夏バテ解消の秘訣でございます。
そんな鎌隊長の脇で…
勝田副会長も日頃の運動不足を解消中。
この夏は良く食べ、良く動き、爽やかな夏をお過ごし下さい。
2011-08-02 16:02:23 | たべる