2011年08月22日
昨日の稲荷日誌で今年もそろそろ終盤の蝉時雨を楽しみにしていると言っていたのですが…本日の稲荷山も朝から雨。現在は止んでおりますが、つい先程まで降り続いておりました。気温も最高気温が20度を少し超えた程度と、先日までに比べると肌寒いくらいでございます。御参拝の方からも「急に寒くなったね。身体に気を付けて。」と御心配のお声をお掛け頂きました。この寒暖の差は体調を崩す原因です。秋へ向かう季節の変わり目。皆様にも何卒御自愛頂き、紅き華やぐ秋が訪れますよう心より御祈念申し上げます。久し振りに雨に打たれた玉垣をお届け致します。その姿は変わることなく、固く凛と聳え建っておりました。その脇で…「ガクアジサイ」が輝きを取り戻しておりました。今年も色とりどりの輝きを見せてくれたアジサイ達。安治佐為の 八重咲くごとく 弥つ代にも いませわが背子 見つつ偲ばむ 橘諸兄 「万葉集」「アジサイが幾重にも重なり咲く様にいつまでも健やかでいてください。私はこの花を見るたびにあなたを思い出しましょう。」と言った意味でしょうか。また来年もその華やかな姿を楽しみにしております。さて、去る8月12日。この研修会を開催させて頂きました。岩手県神道青年会恒例の「親子禊錬成会」でございます。皆さん元気一杯でございます。今年も多くの子供達にお集まり頂き、盛大に開催することが出来ました。今年は花巻市東和町に鎮座されております「熊野神社」様にての開催。こちらの熊野神社様は「毘沙門天立像」(国の重要文化財)や「全国泣き相撲大会」で知られております。講義が終わると禊に移ります。禊場は北上川の支流の一つ「猿ヶ石川」。夏の暑い陽射しの照り付ける中、全員が大きな声で禊を執り行いました。身も心も清々しく祓い清めた後には、境内にて昼食とレクリエーションを行い賑やかに終了となりました。参加の皆さんから「水が冷たく気持ち良かった」「大きな声を出したのですっきりした」との素直な感想に「神社と神様を身近に感じました」「岩手県が元気になるようにお願いしました」との声も聞かれ、この研修が少しでも神社と触れ合える機会になったと実感しております。皆さんの笑顔が岩手の希望となりますように。またお会い出来る日を楽しみにしております。
2011-08-22 16:04:23 | 境内
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