2011年09月01日
復興へ
東日本大震災の復興を願う気持ちは誰しもが一緒。全国各地からの支援は本当に有り難く篤く御礼を申し上げる次第でございます。
本日から9月。あの震災から今月の11日で半年を迎えます。まだまだ心穏やかに過ごすことの出来ない状況ではございますが、それでも全員が助け合い支え合い一歩一歩前へ進んでおります。
そんな中で、昨晩は岩手県営球場でこちらが開催されました。
プロ野球「楽天ゴールデンイーグルス対西武ライオンズ」。
この試合は復興への架け橋として、被災地からも多くの子供達を招待し開催されました。
本来であれば、宮城県を本拠地とする楽天を応援する方が多いのですが、今回ばかりは違います。
満員の観客の皆さんが西武ライオンズ「ピッチャー菊池」のアナウンスを聞いた途端に球場全体から大歓声が湧き上がりました。
御存知の通り、菊池雄星選手は当岩手県出身。その姿に両応援団の境無く、全員が声援を送ります。
試合は4対3で楽天が勝利し、東北の意地と力を発揮。
そして、菊池選手も負けはしたものの、最後まで投げ抜き、この故郷岩手の地に成長した姿を見せてくれました。
西武の渡辺監督も「ここで投げる意味もあった。東北に元気を与えようと諦めない気持ちを最後まで見せた。」と後にその姿を称えております。
満員の球場に溢れる声援。
この日ばかりは震災と長く辛い日々を忘れる事が出来たのではないでしょうか。
そして、菊池選手の姿に勇気を貰ったはずです。
夢と希望を与える力がスポーツにはあります。
子供達には夢を私達には明日への希望を。小さい夢や希望もやがて大きなものへと。誰もが希望を持ち、次代を担う子供達がその夢を実現出来るような日が来るように切に願っております。
全国の皆様の力と共に東北は輝きを取り戻します。一歩一歩確かな軌跡を残しながら。その道が輝く未来へと繋がるように。
追伸 稲荷山は後日行われる「敬老祭」の準備中。
戸川職員さんが稲明殿の掃除中。本日は200畳の大広間担当でございます。
2011-09-01 15:53:18 | スポーツ