2011年09月30日
沿岸へ
9月も最終日となりました。今年も残すところ後二ヶ月。
そしてあの震災から7ヶ月が経とうとしております。未だ復興とは言えない程の傷跡が残り、各地で懸命な復旧作業が続いております。
そんな昨日。
成狐さんと共に沿岸地区の崇敬者の方々へお見舞にお伺いさせて頂きました。
多くの幹線道路は以前と見違えるように綺麗に片付けられ、元の姿に戻りつつあります。しかし、一つ道路を入ると、まだまだ多くの瓦礫が散在し、集められた集積場には大きな山を成しておりました。
それでもお会いした皆様には笑顔と、元気なお声を聞くことが出来、嬉しさと安堵に包まれた一日となりました。
まだまだ復興へはこれから厳しい道程が続いて参ります。小さくとも我々に支援出来ることは全力で取り組ませて頂きます。岩手を愛し、東北を愛し、再び緑豊かに自然の恵み溢れる姿を取り戻すことが出来るよう、今後も共に歩んで参りましょう。
沿岸へ向かう途中…
岩泉町の道の駅「三田貝分校」様で途中休憩。
こちらは実在した分校跡地に当時の面影そのままに建てられているとのこと。そこには訪れた方々に懐かしく暖かい気持ちになって頂きたいという、切なる思いが込められております。お食事所は給食室となっており、昔の教室を思い出させる雰囲気に包まれお食事をすることが出来ます。
お近くにお寄りの際は是非お立ち寄り下さい。
お昼には…
宮古市の有名店「たらふく」様にてラーメンを頂きました。
豊富な魚介ダシをベースにコク深きあっさりとしたスープは絶品でございます。溢れそうですがこれが普通盛り。決して大盛りではございません。店内も懐かしい雰囲気で、懐かしい味を堪能させて頂きました。
このたらふく様もあの震災により電気が復旧するまで20日間も掛かったそうです。それでも4月29日に営業を再開され2日間無料の復興中華そばを振舞われました。
一歩一歩、そして一歩。
岩手も復興へ向け歩んでおります。必ずや美しい岩手をもう一度。皆様の御声援を心よりお願い申し上げます。
2011-09-30 17:15:04 | 東日本大震災