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2012年02月17日
本日17日は伊勢の神宮を始め、全国各地の神社では「祈年祭」が斎行されます。御神前に献じた御神饌。当神社でも午前9時より成狐さんを始め職員一同にて御奉仕させて頂きました。この祈年祭は、古くは「としごいのまつり」と呼ばれておりました。「とし」とは「稔り」の意味で、春の始めにあたり、その年の五穀豊穣を祈るお祭がこの祈年祭でございます。今日では農業は言うまでもなく、商工業も含めすべての産業の発展、国家と氏子崇敬者皆様の繁栄を祈る祭儀として、毎年この日に斎行致しております。以前はこの祈年祭に際し、朝廷から全国の神社に幣帛が頒布されておりました。今日でも、この日は皇居の宮中三殿においても祭儀が行われ、天皇陛下が御親拝なされております。尚、この祈年祭に対する秋の収穫を祝う祭儀が11月の「新嘗祭」となり、農耕民族であった日本人の精神性の源に通じる「祈年祭」と「新嘗祭」は、各神社で斎行される年に一度の「例大祭」と並んで、特に重要な神事とされております。そんな祈年祭を祝うかのように、本日の稲荷山上空も青空。眩しいくらいの陽射しが暖かな春を予感させます。暖かな陽射しの下…手水舎の氷。氷柱に加え、排水の通路が全て厚い氷に覆われております。このままでは水が溢れ、手水舎付近が凍り付き危険な状態となってしまいますので、至急粉砕撤去作業に取り掛かります。相方は勿論…使い慣れた「ツルハシ」さん。その力強い姿は固く凍り付いた氷にも何の問題もございません。とは言え、作業部分が狭く慎重に作業を進めなければなりません。大胆且つ慎重に作業を進め、約2時間後…無事に殆どの氷を取り除くことが出来ました。これで手水舎付近の危険は避けられそうです。本日も真冬日となった稲荷山。この寒さで水道管の凍結や交通事故が多く発生しております。皆様も充分に御注意頂き、無事何事も無く暖かな春を迎えられますよう心より御祈念申し上げます。
2012-02-17 12:46:03 | 神社
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