2012年07月05日
雨の音で目を覚ました本日。本当に久し振りの雨。余りにも久し振り過ぎて梅雨だったことを忘れていた所です。そんな雨も午前中は一度止んだのですが、午後になると降り足りないとばかりに休んでいた分まで境内を潤してくれております。稲荷の山々も白い雨煙に身を隠し一休み。昨日までの天候の良さに少しお疲れの様子の山々でございます。雨の音。雨の匂い。そしてその雰囲気。待ち焦がれた慈雨。そんな雨を傘を差して楽しんで参ります。とは言っても、もう既に楽しんでいる方々が…正面の「モミジ」。余りの暑さにげんなりしていた境内の木々。本日の雨を本当に喜んでいるように見えます。もう一方…この季節には欠かすことの出来ない「アジサイ」。自分も大好きな花の一つ。もうそろそろ開花しそうなアジサイもございますが、こちらはようやく蕾が揃い始めました。この恵みの雨を糧に今年も綺麗な花を咲かせて欲しいものです。風情があり、慈しみまで感じるこの季節の雨。古くからその雨をその雰囲気を人々は愛で楽しんで参りました。この季節に降る雨を「青時雨」と言いました。初夏は青葉や若葉が一際美しく際立つ季節。その木々の若葉が雨に濡れた美しさを表現する言葉でございます。出来たばかりの水溜まりで自分撮り…アジサイも晴天の強い陽射しに照らされて咲く姿よりも、雨の雫に彩られ繊細さを醸し出して咲くアジサイの方が情緒があります。この季節だからこそ外に出て、雨の彩る木々や草花の風情を是非お楽しみ下さい。
2012-07-05 16:08:30 | 境内
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