2012年07月13日
結
こちらの「結」は昨日参列させて頂きました「山形県神道青年会」様の創立40周年記念式典の主題でございます。
大神様を中心に人、心、歴史、文化…それらを結い成す使命を担っているのが我々青年神職であるとし、この主題を掲げられたそうです。
記念式典。
県内、東北六県は元より、全国各地より多くの関係者が参集し盛大に斎行されました。式典の前には物故者慰霊祭を奉仕され、創立以来先輩諸賢の御神勤と常に青年神職の誇りと見識を持って赤誠溢れる活動を展開して来られたことを御報告されました。
記念式典後は…
学習院大学教授赤坂憲雄先生に「震災と宗教」と題し御講演を賜りました。
先生は震災後から被災地を歩き続け、復興を目指し歩む人々、地域の姿をその目に焼き付けられました。東北の再生の為には何が必要で、何が求められているのか、現在もその歩みを続けられております。
その中で、家族の絆、地域の繋がりは言うまでもなく、それらに加え祈りの場が必要であると訴えられました。
生ける者たちの共生、生ける者と死せる者との共生、全ての命の共生の為に…
伝統芸能を始め、地域を再興する為に。
私達に課せられた使命はとても大きなものと実感しております。
私達の愛する故郷を取り戻し、再び輝かせる為に今後も共に歩んで参りましょう。
懇親会では山形舞子の皆様による「祝舞」も披露され、賑やかな雰囲気に包まれます。
また山形大学の皆様と共に花笠音頭を踊らせて頂き、更に会場は盛り上がりを見せておりました。
長年に亘る先輩諸賢の御神勤並びに皆様が創立以来、常に青年神職としての誇りと見識を以て赤誠溢れる活動を展開されておりますことに深甚なる敬意を表し、40周年を迎えられましたことに心よりお慶び申し上げ、更なる御発展と会員皆様の御活躍を心よりお祈り申し上げます。
さて、そんな昨日の午後…
何とこの方が急にお越しになりました…
「クマ」さんでございます。
急に社務所の裏手から現れ、山の奥へと消えていきました。子熊のようですが、子熊がいると直ぐ傍に親熊がいるとの話もあります。危険を感じ、周囲を隈無く捜索しましたが親熊の姿を発見することは出来ませんでした。
子熊とは言え、その力は人間の力を遥かに凌駕します。もし境内にて遭遇した際は、職員まで御連絡下さい。呉々も興味本位で近付いたりしまいようお願い申し上げます。
