2011年04月02日
春の息吹
段々と気温も上がり、先日までとは比べられない程に春に近づいた稲荷山。
それでも、一日を通して風が吹き荒れ、正に春の嵐。
お陰で境内は杉の葉の絨毯が敷き詰められました…
4月は「卯月」。
この卯月は、卯の花が咲く季節「卯の花月」の略とする説が有力とされております。また、卯月の「卯」は「初」、「産」を意味するとされ、一年の循環の最初を意味したとも言われております。
新たな始まりの4月。
東北の復興へ、確かな始まりの月になりますよう願うばかりです。この空が何処までも広く青く繋がっていることを信じて。
先日の福寿草に続き、本日も境内に春の息吹が。
「フキノトウ」。
雪解けを待たずに顔を出す春の使者。一番早く出てくる山菜で、独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。 「春の皿には苦味を盛れ」と言い、 冬の間にたまった脂肪を流し、味覚を刺激して気分を引き締めることにもなるそうです。冬眠から覚めた熊も始めにこちらを召し上がるそうです。
そんな春の日射しと息吹を感じながら、本日も戸川職員さんが社務に取り組まれております。
職員一同、東北各地の被災された皆様が、一日も早く穏やかに春を迎えられますよう心よりお祈り申し上げます。
2011-04-02 16:25:49 | 境内