2011年04月07日
昨日
「ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」石川啄木
昨日の岩手の霊峰「岩手山」。
いつも変わらぬ雄々しき姿。常に私達県民の心の支えとして、その雄大な姿を見せてくれます。
白く雪を携える姿から「どんな困難も共に乗り越えて行こう」そんな思いを受け取った気が致します。
さて、本日の稲荷山は一段と暖かく、吹き抜ける風も春の香りがして参りました。
屋根から滑り落ちた雪もだいぶ小振りになっております。
そんな午後。
一日も早い復興を願い稲荷の大杉へ…
そこには導いてくれるかのように光の道が。
自然は美しくもあり、儚くもあり、恐れ尊ぶもの。それを改めて実感致しました。
「大杉」。
岩手山と共に1200有余年もの間、私達を見守ってくれております。今のこの時代をどう思われているのでしょう。時に慈しみ、時に怒り。自然が変わったのではありません。私達人間が変わってしまったような気が致します。
時代がどうあれ、沢山の恵みと潤いを与えてくれる自然に対し、常に感謝の気持ちを忘れてはいけません。長い道のりを共に歩んでいく為に。
2011-04-07 15:15:48 | 境内