奥州総鎮護 志和稲荷神社
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稲荷日記
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2011年05月07日

祭の後



本日も綺麗に咲き続ける稲荷の桜。
この桜を見ている嫌なことを少しだけ忘れ、麗らかで穏やかな春を感じることが出来ます。
いつまでも咲き続けて欲しいものですが、東北の春は何処よりも短く、何日も経たずに緑豊かな葉桜の季節となります。

短い春を唯一の場と懸命に、儚くも力強く咲く桜。古くからその姿に多くの人が惹き付けられて参りました。

散ればこそいとど桜はめでたけれ
       憂き世になにか久しかるべき

「桜は散るからこそ素晴らしい。この世に不滅のものなどないのだから」。

そんな桜の下で盛大に斎行することが出来た当神社例大祭。
本日もその模様をお届け致します。



修祓を終え、これから社殿へと進んで参ります。ひとときの静寂が境内に流れます。



本年は例年と変わり神楽「剣」の奉納とさせて頂きました。この神楽には四方から全ての邪、災いを薙ぎ祓う意味が込められております。

そして…



復興への願いが込められた「虎舞」。




この虎舞は約800年前に陳西八郎為朝の三男閉伊頼基が、将卒たちの士気を鼓舞するため、虎のぬいぐるみを身にまとい踊ったのが始まりと言われております。

正に復興への想い、祈り。全てが込められた本年の虎舞となりました。
長く険しい道程となりますが、必ずや東北は復興致します。それまで皆様の変わらぬ御協力と御理解を心よりお願い申し上げます。今後も輝く未来に向け共に歩んで参りましょう。

2011-05-07 16:36:13 | 神社


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