2011年05月12日
5月も早中旬となりました。時候の挨拶も「新緑」に「惜春」と暖かさから爽やかさへと移り変わっております。桜吹雪も境内を染め終わり、少し寂しくも季節は繋がり巡っていきます。スプリングエフェラメルに始まった稲荷山の花々。まだまだこれからの花、これが最後と咲き誇る花とそれぞれの輝きを放っております。先日も御紹介した赤「椿」。古来から日本人に愛された椿。京都の龍安寺には室町時代のツバキが残っているそうです。白もございます。こちらは終盤。江戸時代には江戸の将軍や肥後、加賀などの大名、京都の公家などが園芸を好んだことから、庶民の間でも大いに流行し、多くの品種が作られたとのこと。茶道でも大変珍重されており、冬場の炉の季節は茶席が椿一色となることから「茶花の女王」の異名を持っております。その赤に負けじと…赤「桃」。交通安全祈祷殿への上り坂下で御参拝の皆様を元気にお出迎えしております。新緑の5月。それでも稲荷山は緑に負けず、花々が咲き誇る今日この頃です。そんな社務所では…糊と刷毛。こちらを片手に職員総出で作業中。勿論、先導はこの方。久し振りに登場の鎌隊長。作業を終えた封筒は既に数百を超えております。何やら積み上げの記録に挑戦しているようですが、崩されないよう慎重な作業をお願い致します。
2011-05-12 16:07:21 | 草花
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