2011年05月13日
肌寒い
先日、社務所を半年以上も暖め続けてくれたストーブに別れを告げ、ようやく寒さから解放されるかと思っていたのですが、本日は日中の気温が15度を下回り肌寒い稲荷山となってしまいました。
お正月と比べる程の寒さでもないのですが、鎌隊長が一つだけ残しておいた反射式のストーブに点火。お陰でほんのりと暖を取りながらの社務となりました。
一方、境内はそんな寒さなど知らないかのように緑が萌え始めました。
「モミジ」も若草色に染まっております。
「若草色」は春を表す代表的な色名。若葉色、若菜色とも言います。「若」の修飾語をもつ色彩表現は平安時代から使われており、「若」のつく色名はその色の美称とされることが多いそうです。
爽やかな5月。この続く雨が止むとそこには透き通る青空が広がります。
空の青と木々の緑。こんなにも爽やかな組み合わせは他にありません。これも自然が作る色彩美。
そんな緑に負けないように…
正面参道の八重桜が開花し始めました。雨降りなのが残念ですが、春の最後の輝きです。
世の中に たえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし
在原業平・古今和歌集
この世の中に桜と云うものがなかったなら、春になっても、咲くのを待ち遠しく思うことも、散るのを惜しんだりすることもなく、のんびりした気持ちでいられるだろうに…
そんな中、社務所ではモミジの緑、八重桜の桜色にこちらも負けじと…
記録更新中。
昨日の記録をあっという間に超えてしまいました。
2011-05-13 16:44:41 | 草花