2012年01月15日
絶好の天候に恵まれた小正月。1月1日を「大正月」と言うのに対して、本日の1月15日を「小正月」と言います。古くはこの小正月が本来の年越しであったとされ、現在に至るまで郷土色豊かな行事が全国各地で行われます。稲荷山でも本日は「どんと祭」を斎行し、御神札を始め御守り、お正月飾りをお焚き上げ致しました。本日はそのどんと祭の様子をお伝え致します。昨日は寒さと雪から守る為にブルーシートが架けられていた古神符の山。祭儀を前にいよいよお披露目です。清祓の後、成狐さんによって一年の感謝と新年が無事平安でありますようにと祈願の祝詞が奏上されました。神職、御参列の皆様共に願いを込め拝礼をし、いよいよ火入れに移ります。昨日作成されたたいまつに鎌隊長が火打ち石で点火し、天高く積まれた山に火が入れられます。火入れ後は今一度感謝の心を込め、御参列の皆様と共に大祓詞を奏上致しました。正に辰年と言わんばかりに昇り竜のように高く燃ゆる炎。「震災を忘れず、必ずや復興と言える日まで昇っていきたい」その思いが表れた炎となりました。家内安全、無病息災、開運招福…各地で斎行されたどんと祭に込められた願い。その願いが必ずや天に届き、成就されますよう心より願っております。「復興元年」と言われる今年。昨年からの歩みがより大きな一歩となりますように、本年も皆様の御協力と御理解をお願い申し上げます。
2012-01-15 15:41:04 | 神社
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