2012年07月08日
暑さ
昨日の7月7日は新暦の「七夕」。
七夕は年に一度、おり姫星（織女星、こと座のベガ）と、ひこ星（牽牛星、わし座のアルタイル）が天の川をわたって会うことを許された特別な日とされています。
そんな床しい昨日は少し雲が多く、綺麗な星空を堪能することが出来なかった当県。
そのお詫びか…
本日の稲荷山上空には綺麗な青空が広がっております。
雲も夏の雲。どっしりと稲荷山上空でお休み中。
いつも流れる涼やかな風も本日は止んでおり、気温以上に暑く感じられる本日の稲荷山。
そんな本格的な暑さを迎える前に行わなければならないのが「暑さ対策」でございます。
今や何処に行ってもエアコンが大活躍し、外に出るのが嫌になる環境になっております。しかし、先の震災から節約、節電と全員で協力し取り組んでおりますが、今後も更に取り組んでいかなければならない状況にあります。
その中で「打ち水」や「すだれ」「風鈴」と言った古くから暑さを避ける為に行われてきた風情ある風景。エアコンを始めとする便利な道具ができてから、そんな日本の風習が少なからず忘れられてしまっているような気がします。
「暑ければエアコンをつける」ではなく、「暑ければまず暑さ対策を、それでも駄目ならエアコンを」と言う気持ちが大切かと思います。先ずは自分達で出来ることを行い、それでもの場合はエアコンや道具の力を借りるようにしたいものです。
最近はつる性の植物を窓辺に育て、日射を遮る「グリーンカーテン」や「緑のカーテン」と呼ばれ各地で行われております。
当社成狐さん宅でも作成中。
このグリーンカーテンは見た目が涼しげなだけではなく、植物が間近にあることで、自宅にいながら森の中のような気分を味わえるとのこと。実際に周囲の気温や室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切る為の欠かせないガーデニングアイテムとなりました。
稲荷山の杜も深い緑のお陰で街の中にいるよりも涼しく感じられます。そんな涼しさも自然の恵み。
戸川職員さんも境内作業から戻られる際「やっぱり稲荷山は涼しいね」と改めて自然の優しい恵みを実感されていたようです。
もう一つの自然の恵み…
花々の美しさ。
「アジサイ」が段々と色付いて参りました。今年も稲荷山を色鮮やかに染めてくれそうです。
