奥州総鎮護 志和稲荷神社
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稲荷日記
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2008年04月14日

雨。

降るのか降らないのかハッキリしない薄暗い稲荷山です。境内を彩る花々には恵みの雨になったのでしょうか。
洗濯物を干す側としては、どちらかにハッキリして頂きたいものです。
4月も愈々中盤。春が深まるにつれて、境内には草花の息吹が
聞こえて参ります。



「水仙」でございます。雨露が重いのか、少し首を垂れておりました。
スイセンという名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたものらしく「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来するそうです。

一方、こちらは…



「つくし」畑でございます。
この呼び名は、スギナにくっついて出てくる事から「付く子」。袴の所でついでいる様に見える事から「継く子」となった説が有力だそうです。
また「土筆」とも書くようで、茎が伸びきる前は先端まで袴に覆われており、その形状が筆に似ていることからこの字が当てられる様になったそうです。

先日、何処かで「つくしが花粉に効く。どう調理したらいいのか?」という記事を目にしましたが、

春の山菜のつくしは、袴を取って茹でて灰汁を抜き、だしで軟らかく煮たり、佃煮にしたりするとの事。
最近では花粉症対策としての効能にも注目が集まっているそうで、つくしのエキスを用いた飴「つくし飴」の開発時のモニター調査では全体の6割の方が花粉症の症状が改善されたようです。
これからこの研究が進み、辛い花粉症から免れる日が来るのも間近かもしれません。

さて、去る4月13日の盛岡タイムスにて岩手公園のソメイヨシノの「気象台観測2番目のスピード開花宣言」が掲載されておりました。見頃は一週間後くらいになりそうとの事で、早速稲荷山の桜も観測です。



まだまだです…
以前よりは大きく、赤みが差して参りました。麓よりは遅いとは判っていながらも期待してしまいます。
今後は「桜通信」として日々お伝えして参りますので乞う御期待下さい。

2008-04-14 15:44:30 | 草花


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