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2011年04月05日
境内に流れる風は未だ冷たさを残すものの、降り注ぐ陽射しは正に春。空にも雲一つ無く、何処までも穏やかな水色が広がっております。果てしなく続く空。いくら見回しても何処までも青く。この空のように、当県はもとより東北地区の未来が清く明るく輝きますように。そんな空の本日は…「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と歴便覧に記されている、二十四節気の一つの「清明」。清明は「清浄明潔」を略したとされ、天地が清々しく明るい空気に満ち、すべてが生き生きとして感じられる頃を指します。東日本大震災によって、自然は怖く恐ろしいものと感じられた方々が多いことと思います。この大震災で多くの大切なものを失ってしましました。これから何年何十年と時を経ても、この大震災の恐怖を忘れることは出来ない事でしょう。しかし、今も古も私達は自然を恐れ敬い、現在まで共存して参りました。それはこれからも変わることはありません。自然の豊かな恵みを頂き、感謝し、生命を繋いできたこと。自然の下で私達が生かされていること。自然は決して恐ろしいばかりではありません。今日の空のように美しい青。香る花々。時に穏やかに、時に麗しく、常に私達を見守ってくれております。その事を胸に永く険しい道程となりますが、手に手を取り合い共に歩んで参りましょう。先日のクロッカスも元気に咲き始めました。そんな陽気に誘われてこちらも元気…戸川職員さんの愛用自転車。最近は自転車での出社が日課となっております。春の風に背中を押され「気持ちいいよ」と坂道を上っております。
2011-04-05 15:51:38 | 境内
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