2012年06月11日
取り戻す
空は高く、雲はゆっくりと流れ、外での作業に散歩に絶好の天候でございます。
気温も25度前後と過ごしやすく、梅雨が間近というのを忘れさせてくれる程爽やかな稲荷山。吹き抜ける風も春の終わりを告げる香りを纏い、本当に清々しく感じられます。
モミジも昨日の午後から本当に気持ち良さそうに、その身を6月中旬の風に委ねております。
社殿も穏やかに佇み、穏やかに流れる時を楽しんでいるかのようです。
そんな天候に誘われて、本日も午前中から多くの皆様に御参拝を賜りました。
「涼しいですね」「爽やかで気持ち良いです」と、どなたも稲荷山の雰囲気を満喫されておりました。
稲荷山へ足を踏み入れると、そこはまた別世界。小鳥と虫の鳴き声、そして小川の流れる音が私達を誘います。目を閉じると疲れた心がゆっくりと癒されている事を実感致します。
厳しくも温かく美しい自然。
私達は誰よりもその事を知っているはずです。本日は東日本大震災から一年と三か月。各地でも慰霊の祭典等が斎行され、更なる復興への願いと決意が新たにされました。
まだまだ傷跡は深く残っております。その中でも、私達は手を取り合い力強く歩んで参りました。その歩みはこれから更に強く一歩ずつ。復興という未来に向け歩んで参ります。
県内外の皆様にも、現在までの温かな御支援に今一度御礼を申し上げ、今後も変わらぬ御理解と御協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げる次第でございます。
豊かな自然に囲まれて、笑顔溢れる生活を取り戻せるように。
Touhoku az one We are the one〜東北は一つ 私達は一つ〜
