奥州総鎮護 志和稲荷神社
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稲荷日記
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2012年06月29日

明日で

後2日。平成24年も半分を過ぎ折り返し地点となります。



本日も稲荷山は雨の気配無く、境内木々は暑いくらいの陽射しを浴びて一層輝いております。

時が過ぎるのが早くも、また遅くも感じたこの半年。この半年で自分がどれだけ成長出来たのか、そしてこれからに向け何を感じ何を学ばなければならないのか、その事を改めて見つめ直すそんな2日間にしたいと思っております。

明日で上半期も最終日と言うことは、社殿前ではこちらの設置作業が行われております。



「茅の輪」でございます。
本年も鱒部長、鎌隊長により立派な輪が完成致しました。



両脇に先日運搬した柱を取り付け、注連縄を張りもうすぐ完成間近。

お正月から半年間の罪穢を祓う大切な祭儀である「夏越の大祓」。
その祭儀において茅の輪をくぐることにより、半年間の罪穢や疫病が祓われると言われております。心身ともに清らかになり、後の半年間を新たな気持ちで迎える為に是非御参列を賜りますよう御案内申し上げます。

最後に…



両脇に笹竹を取り付け完成でございます。
                
この茅の輪の起源については、神代の昔、須佐之男命が蘇民将来に一夜の宿を借り、厚いもてなしを受けたお礼に、茅で作った輪をお授けになりました。「茅の輪」には疫病を祓い除ける力があり、そのお陰で蘇民将来の家族は末永く栄えることが出来ました。以来、疫病が流行すると、人々は「蘇民将来の子孫なり」と口々に唱え、「茅の輪」を身につけるようになったと言われております。
そのことから疫病の流行しやすい夏、炎暑の夏を前にした6月の夏越の大祓に、心身の罪穢れを祓い清め、病魔に負けない力を頂けるよう「茅の輪」をくぐる神事が広く行われるようになりました。

当神社では茅の輪と同じ意味合いで常に「藤の輪」を設け御参拝頂いております。



そんな藤の輪と茅の輪が二つ並ぶのは一年で本日と明日の二日間のみ。
明日は是非御参拝頂き、来る7月からの下半期も笑顔溢れ、健やかに穏やかな日々を過ごせますよう心より御祈念申し上げます。   

2012-06-29 15:27:39 | 神社


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