2011年04月23日
雨音
降りしきる雨が段々と強さを増し、一日を通して境内を打ち付けております。
小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功すると言う意味の「雨垂れ石を穿つ」と言う言葉もございますが、本日の雨は小さな努力とは言えない程に降っております。
この雨は24日明け方にかけ大雨になる恐れがあるとして、土砂災害、河川の氾濫、増水に注意するよう気象庁が呼び掛けております。
太平洋側北部では今夜にも1時間に30ミリの激しい雨の降る所があるとのこと。
震災の影響で地盤が緩んでいることが考えられますので、呉々も崖崩れ、沿岸部では強風や高波に御注意頂きますようお願い申し上げます。
地震に続いて今度は雨…
この雨が各地に被害を残すことなく、恵みの雨となってくれることを祈るばかりです。
さて、先日の夕刻。社務所ではこの工事が行われました。
地上デジタル放送を社務所へ。
被災の影響で、アナログ放送の終了が延期されたとのことですが、早めに準備を済ませようと今回の工事となりました。
今日のような雨の中の作業にならずホッとしております。
実際の液晶テレビでの試運転も成功し、無事に設置が完了致しました。
いつまでも止まない雨に…
ひさかたの 雨の降る日を ただ独ひとり 山辺に居れば いぶせかりけり
大伴家持（万葉集）
意味は「空から雨の降る日にただひとり山辺にいますと、気分がすっきりしないものです」と。今も昔も変わらないのが人の心です。
